第三種電気主任技術者(電験三種) 過去問
令和8年度(2026年)上期
問78 (法規 問12(b))

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問題

第三種電気主任技術者(電験三種)試験 令和8年度(2026年)上期 問78(法規 問12(b)) (訂正依頼・報告はこちら)

図に示すような、相電圧E[V]、周波数f[Hz]の対称三相3線式低圧電路があり、変圧器の中性点にB種接地工事が施されている。B種接地工事の接地抵抗値をRB[Ω]、電路の一相当たりの対地静電容量をC[F]とする。
この電路の絶縁抵抗が劣化により、電路の一相のみが絶縁抵抗値RG[Ω]に低下した。このとき、次の問に答えよ。
ただし、上記以外のインピーダンスは無視するものとする。

相電圧Eを100V、周波数fを50Hz、対地静電容量Cを0.1μF、絶縁抵抗値RGを100Ω、接地抵抗値RBを15Ωとするとき、上記(a)のIBの値[A]として、最も近いのは次のうちどれか。
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  • 0.87
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この過去問の解説 (1件)

01

正しい選択肢は「0.87」です。

この問題は、三相3線式電路で一相の絶縁が悪くなったとき、B種接地工事の接地線に流れる電流を求める計算問題です。

前問で求めた接地線電流IBの式に、与えられた数値を代入して計算します。

また、対地静電容量の単位μFをFに直して計算することが重要です。

 

<使用する公式>

前問で求めた接地線電流IBの式は、次のとおりです。

IB=E(RG+RB)²+36π²f²C²RB²RG²

これを次のように書き換えて計算します。

IB=E(RG+RB)²+(6πfCRBRG)²

<与えられた数値を整理する>

・相電圧E=100V

・周波数f=50Hz

・対地静電容量C=0.1μF=0.1×10⁻⁶F

・絶縁抵抗RG=100Ω

・接地抵抗RB=15Ω

<公式に数値を代入する>

IB=100/(100+15)²+(6π×50×0.1×10⁻⁶×15×100)²

まず、抵抗に関する部分を計算します。

(100+15)²=115²=13225

次に、静電容量に関する部分を計算します。

6π×50×0.1×10⁻⁶×15×100≒0.1414

0.1414²≒0.02

これらを公式に代入すると、

IB=10013225+0.02

=10013225.02

≒100115

≒0.8696A

したがって、最も近い値は0.87Aです。

選択肢1. 0.87

正しい選択肢です。

公式に数値を代入すると、B種接地線に流れる電流は約0.8696Aとなります。

したがって、0.87Aが最も近い値です。

まとめ

この問題では、B種接地線に流れる電流の公式に、与えられた数値を正しく代入することが重要です。

特に、次の点に注意しましょう。

・対地静電容量の単位は、0.1μF=0.1×10⁻⁶Fに変換します。

・抵抗に関する部分は、(100+15)²=13225です。

・静電容量に関する部分は約0.02となり、抵抗に関する部分と比べて非常に小さい値です。

そのため、今回の条件では、次のように近似してもほぼ同じ結果になります。

IB≒ERG+RB

=100100+15

=100115

≒0.87A

静電容量の影響が十分に小さい場合は、このような近似計算でも電流の大きさを求められます。

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