第三種電気主任技術者(電験三種) 過去問
令和7年度(2025年)下期
問73 (法規 問9)

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問題

第三種電気主任技術者(電験三種)試験 令和7年度(2025年)下期 問73(法規 問9) (訂正依頼・報告はこちら)

次の文章は、「電気設備技術基準の解釈」に基づく、電気自動車等※1から一般用電気工作物に電気を供給するための設備等の施設に関する記述である。
電気自動車等から供給設備※2を介して、一般用電気工作物に電気を供給する場合にあっては、電気自動車等と供給設備とを接続する電路(電気機械器具内の電路を除く。)の対地電圧は、150V以下であること。ただし、次により施設する場合はこの限りでない。

a) 対地電圧が、直流( ア )V以下であること。
b) 供給設備が、低圧配線と直接接続して施設すること。
c) 直流電路が、( イ )こと。
d) 直流電路に接続する電力変換装置の交流側に( ウ )を施設すること。
e) 電気自動車等と供給設備とを接続する電路に( エ )を生じたときに自動的に電路を遮断する装置を施設すること。
f) 電気自動車等と供給設備とを接続する電路の電線が切断したときに電気の供給を自動的に遮断する装置を施設すること。

※1 電力により作動する原動機を有する自動車(カタピラ及びそりを有する軽自動車、大型特殊自動車、小型特殊自動車並びに被牽引自動車を除く。)をいう。
※2 電力変換装置、保護装置又は開閉器等の電気自動車等から電気を供給する際に必要な設備を収めた筐体等をいう。

上記の記述中の空白箇所( ア )~( エ )に当てはまる組合せとして、正しいものを次のうちから一つ選べ。
  • ア:750  イ:非接地である   ウ:絶縁変圧器  エ:短絡
  • ア:450  イ:非接地である   ウ:絶縁変圧器  エ:地絡
  • ア:300  イ:接地されている  ウ:開閉器    エ:地絡
  • ア:450  イ:非接地である   ウ:開閉器    エ:短絡
  • ア:300  イ:接地されている  ウ:絶縁変圧器  エ:短絡

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この過去問の解説 (1件)

01

電気自動車(EV)のバッテリーから家庭へ電気を供給する V2H(Vehicle to Home) の安全条件を問う問題です。

アは、450Vです。原則は対地電圧150V以下ですが、規定された安全対策をすべて満たす場合、直流450V以下まで認められます。

イは、非接地であるです。直流電路を大地に接地しない構成にします。地絡時の危険を抑えるための条件です。

ウは、絶縁変圧器です。電力変換装置の交流側に絶縁変圧器を設置します。交流側と直流側を電気的に絶縁するためです。

エは、地絡です。電線と大地などの間に電気的な接続が生じる「地絡」を検出したとき、自動的に電路を遮断します。

選択肢1. ア:750  イ:非接地である   ウ:絶縁変圧器  エ:短絡

ア:750、エ:短絡が誤りです。

「短絡」は電路の異なる電位の部分同士が直接つながる現象で、「地絡」とは異なります。

選択肢2. ア:450  イ:非接地である   ウ:絶縁変圧器  エ:地絡

この選択肢が正答となります。

選択肢3. ア:300  イ:接地されている  ウ:開閉器    エ:地絡

ア:300、イ:接地されている、ウ:開閉器が誤りです。

選択肢4. ア:450  イ:非接地である   ウ:開閉器    エ:短絡

ウ:開閉器、エ:短絡が誤りです。

選択肢5. ア:300  イ:接地されている  ウ:絶縁変圧器  エ:短絡

ア:300、イ:接地されている、エ:短絡が誤りです。

まとめ

 

V2Hの対地電圧緩和条件として、以下の5つを覚えて置くこと

 直流450V以下

 直流電路は非接地

 交流側に絶縁変圧器

 地絡時に自動遮断

 電線が切断されたときも自動遮断する装置が必要

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