第三種電気主任技術者(電験三種) 過去問
令和7年度(2025年)下期
問69 (法規 問5)

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問題

第三種電気主任技術者(電験三種)試験 令和7年度(2025年)下期 問69(法規 問5) (訂正依頼・報告はこちら)

「電気設備技術基準」では、低圧電線路の絶縁性能として、「低圧電線路中絶縁部分の電線と大地との間及び電線の線心相互間の絶縁抵抗は、使用電圧に対する漏えい電流が最大供給電流の( ア )を超えないようにしなければならない。」と規定している。
今、定格容量75kV・A、一次電圧6600V、二次電圧105Vの単相変圧器に接続された単相2線式105V1回線の低圧架空配電線路について、上記規定に基づく、この配電線路の電線1線当たりの漏えい電流[A]の許容最大値を求めることとする。

上記の記述中の空白箇所( ア )に当てはまる語句と漏えい電流[A]の許容最大値との組合せとして、最も適切なのは次のうちどれか。
  • ア:1000分の1  漏えい電流[A]の許容最大値:0.714
  • ア:1000分の1  漏えい電流[A]の許容最大値:1.429
  • ア:1500分の1  漏えい電流[A]の許容最大値:0.476
  • ア:2000分の1  漏えい電流[A]の許容最大値:0.357
  • ア:2000分の1  漏えい電流[A]の許容最大値:0.179

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この過去問の解説 (2件)

01

電気設備技術基準に定められた低圧電線路の漏えい電流の制限となります。

アは2000分の1となります。

 Ig:漏えい電流 A

 Imax:最大供給電流 A

とすると、

  Ig≧Imax2000

___________________________________________________________________

イについて、回答項目と題意より与えられている条件について整理します。

 回答項目

  電線1線当たりの漏えい電流[A]の許容最大値

 

 与えられている条件

  定格容量75kV・A

  一次電圧6600V

  二次電圧105V

  単相変圧器に接続された単相2線式105V1回線の低圧架空配電線路

___________________________________________________________________

まず、単相変圧器の電流Imaxを求めます。

 定格容量75kV・A、二次電圧105Vより、

  Imax=SV=75×1000105≒714.29A

 

次に、アの回答を用いて、漏えい電流の許容最大値Igを求めます。

  Ig≧Imax2000=714.292000≒0.357A・・・答え

 

選択肢1. ア:1000分の1  漏えい電流[A]の許容最大値:0.714

この選択肢は誤りです。

選択肢2. ア:1000分の1  漏えい電流[A]の許容最大値:1.429

この選択肢は誤りです。

選択肢3. ア:1500分の1  漏えい電流[A]の許容最大値:0.476

この選択肢は誤りです。

選択肢4. ア:2000分の1  漏えい電流[A]の許容最大値:0.357

この選択肢が正答となります。

選択肢5. ア:2000分の1  漏えい電流[A]の許容最大値:0.179

この選択肢は誤りです。

単相2線式では、負荷電流は往路と復路の両方に同じ大きさで流れます。

まとめ

電線に流れる漏えい電流Igから変圧器二次電圧や、定格電力を求める場合もあるので、そのパターンも覚えましょう。

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02

電気設備に関する技術基準を定める省令第22条に関する穴埋めと

計算問題です。

選択肢4. ア:2000分の1  漏えい電流[A]の許容最大値:0.357

◆最大供給電流(二次側の定格電流)を求めます

 

I2=SV2

=75✕103105

≒714.286[A]

 

 

◆1線あたりの漏えい電流の許容最大値を求めます

電気設備に関する技術基準を定める省令第22条より、

漏えい電流は最大供給電流の<strong>12000</strong>と定められています。

 

よって、問題文の条件での漏えい電流は

 

漏えい電流=714.2862000

≒0.357[A]

 

となります。

 

以上より、この選択肢が正しい組み合わせとなります。

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