第三種電気主任技術者(電験三種) 過去問
令和7年度(2025年)下期
問68 (法規 問4)
問題文
次の文章は、電気設備の接地に関する記述であるが、「電気設備技術基準の解釈」から判断して不適切なものを次のうちから一つ選べ。
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問題
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第三種電気主任技術者(電験三種)試験 令和7年度(2025年)下期 問68(法規 問4) (訂正依頼・報告はこちら)
次の文章は、電気設備の接地に関する記述であるが、「電気設備技術基準の解釈」から判断して不適切なものを次のうちから一つ選べ。
- 使用電圧200Vの機械器具の鉄台に施す接地工事の接地抵抗値を90Ωとした。
- 使用電圧100Vの機械器具を屋内の乾燥した場所で使用するので、その機械器具の鉄台の接地工事を省略した。
- 使用電圧440Vの機械器具に電気を供給する電路に動作時間が0.1秒の漏電遮断器が施設されているので、その機械器具の鉄台の接地工事の接地抵抗値を300Ωとした。
- 水気のある場所で使用する使用電圧100Vの機械器具に電気を供給する電路に動作時間が0.1秒の漏電遮断器が施設されているので、その機械器具の鉄台の接地工事を省略した。
- 使用電圧3300Vの機械器具の鉄台に施す接地工事の接地線に、直径2.6mmの軟銅線を使用した。
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この過去問の解説 (2件)
01
水気のある場所では、漏電遮断器が設置されていても接地工事を省略できません。
使用電圧200Vの機械器具には、原則として D種接地工事を施します。
D種接地工事は接地抵抗値100Ω以下のため、90Ωは適切。
このため、この選択肢は正しいです。
交流の対地電圧が150V以下で、乾燥した場所に施設する場合は、接地工事を省略できる規定があります。
このため、この選択肢は正しいです。
使用電圧440Vは300Vを超えるため、原則として C種接地工事です。
通常のC種接地工事は10Ω以下ですが、
地絡時に0.5秒以内に自動遮断する装置がある場合は、500Ω以下となります。
動作時間0.1秒の漏電遮断器は0.5秒以内の条件を満たすため、300Ωは適切です。
このため、この選択肢は正しいです。
このため、この選択肢が誤りです。
水気のある場所は、この漏電遮断器による接地省略の対象外です。
水気のある場所では、人体が濡れて電気抵抗が低下し、感電の危険が高まるため、接地工事を省略できません。
使用電圧3300Vは高圧なので、原則として A種接地工事です。
A種接地工事の接地線には、原則として直径2.6mm以上の軟銅線を使用します。
問題では直径2.6mmなので適切です。
このため、この選択肢は正しいです。
以下の3点がポイントです。
乾燥した場所:条件を満たせば接地省略可
水気のある場所:漏電遮断器があっても接地省略不可
0.5秒以内に自動遮断:C種・D種の接地抵抗値を緩和できる
C種:10Ω以下を500Ω以下
D種:100Ω以下を500Ω以下
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02
電気設備技術基準の解釈第17条・第29条に関する記述で、
誤っているものを選択する問題です。
電気設備技術基準の解釈第29条より、
使用電圧200[V]の機械器具にはD種接地工事が必要ですが、
接地抵抗値が90[Ω]なので基準を満たしています。
電気設備技術基準の解釈第29条2項1号より、
対地電圧150[V]以下の機械器具を「屋内の乾燥した場所」で使用する場合、
接地工事を省略することができます。
電気設備技術基準の解釈第29条1項より、
使用電圧440[V]には通常C種接地工事が必要です。
電気設備技術基準の解釈第17条2項より、
定格感度電流の漏電遮断器を施設する場合は、
接地抵抗値を500[Ω]以下まで緩和できます。
電気設備技術基準の解釈第29条2項5号より、
高感度高速形の漏電遮断器を施設する場合に接地工事を省略できる条件には、
例外として「水気のある場所に施設するものを除く」という規定があります。
水気のある場所では感電リスクが高いため、
漏電遮断器があっても接地工事を省略できません。
したがって、この選択肢の記述が誤った記述です。
電気設備技術基準の解釈第29条1項より、
使用電圧3300[V]にはA種接地工事が必要です。
電気設備技術基準の解釈第17条1項よりA種接地工事の接地線には、
公称断面積5.5[mm2]以上または直径2.6[mm]以上の軟銅線を使用します。
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