第三種電気主任技術者(電験三種) 過去問
令和7年度(2025年)下期
問64 (機械 問18(b))

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問題

第三種電気主任技術者(電験三種)試験 令和7年度(2025年)下期 問64(機械 問18(b)) (訂正依頼・報告はこちら)

以下は、前問の続きの設問となります。

図に示すように、フィードバック接続を含んだブロック線図がある。このブロック線図において、T=0.2s、K=10としたとき、次の問に答えよ。
ただし、ωは角周波数[rad/s]を表す。

次のボード線図には、正確なゲイン特性を実線で、その折線近似ゲイン特性を破線で示し、横軸には特に折れ点角周波数の数値を示している。
前問の周波数伝達関数W(jω)のボード線図のゲイン特性として、正しいものを次のうちから一つ選べ。ただし、横軸は角周波数ωの対数軸であり、20[dB/dec]とは、ωが10倍大きくなるに従って │W(jω)│ が−20dB変化する傾きを表している。
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この過去問の解説 (1件)

01

まず、伝達関数W(jω)の絶対値|W(jω)|を求めます。

 全問よりW(jω)は、

  W(jω)=101+j0.2ω

 であることから、|W(jω)|は、

  |W(jω)|=101+(0.2ω)2

 となる。

 

次にゲイン|W(jω)|をdB で表します。

 伝達関数のゲイン|W(jω)|をdB に変換する式は、

  GdB=20log10|W(jω)|

 であることから、

  GdB=20log10101+(0.2ω)2=20log10(1-1+(0.2ω)2)=20-10log10(1+(0.2ω)2)

 となります。

 

GdBを求めたら、折れ点角周波数ωcと低周波ゲイン(ω→0)を求めます。

 折れ点角周波数ωcは、

  ωc=1T=10.2=5rad/s

 となる。

 低周波ゲイン(ω→0)は、

  |W(jω)|=10

 となることから、

  GdB=20

 となります。

 

これより、低周波側が20dB、折れ点角周波数が5rad/sのものを選びます。・・・答え

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この選択肢が正答となります。

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この選択肢は誤りです。

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この選択肢は誤りです。

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この選択肢は誤りです。

まとめ

低周波ゲインや折れ点角周波数は、回路や制御システムが、周波数によって信号をどのくらい通すかを調べます。

 低周波ゲイン:基本の増幅倍率

  入力信号をどれくらい大きくするかを表します。K=10なら低周波の信号は10倍に増幅されます。

 

 折れ点角周波数:増幅の仕方が変わる境目

  どの周波数あたりから信号が弱くなるかを示します。今回なら5rad/sが境目です。

 

低周波ゲインは「どれだけ増幅するか」、折れ点角周波数は「どこから増幅の仕方が変わるか」ということです。

このシステムは低い周波数の信号は増幅し、高い周波数の信号は抑える性質を持っています。

こうした特性を利用する回路は、ローパスフィルタ(低域通過フィルタ)と呼ばれます。

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