第三種電気主任技術者(電験三種) 過去問
令和7年度(2025年)下期
問45 (機械 問3)

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問題

第三種電気主任技術者(電験三種)試験 令和7年度(2025年)下期 問45(機械 問3) (訂正依頼・報告はこちら)

次の文章は、誘導電動機の始動に関する記述である。

a  三相巻線形誘導電動機は、二次回路を調整して始動する。トルクの比例推移特性を利用して、トルクが最大値となる滑りを( ア )付近になるようにする。具体的には、二次回路を( イ )で引き出して抵抗を接続し、二次抵抗値を定格運転時よりも大きな値に調整する。
b  三相かご形誘導電動機は、一次回路を調整して始動する。具体的には、始動時はY結線、通常運転時はΔ結線にコイルの接続を切り替えてコイルに加わる電圧を下げて始動する方法、( ウ )を電源と電動機の間に挿入して始動時の端子電圧を下げる方法、及び( エ )を用いて電圧と周波数の両者を下げる方法がある。
c  三相誘導電動機では、三相コイルが作る磁界は回転磁界である。一方、単相誘導電動機では、単相コイルが作る磁界は交番磁界であり、主コイルだけでは始動しない。そこで、主コイルとは( オ )が異なる電流が流れる補助コイルやくま取りコイルを固定子に設けて、回転磁界や移動磁界を作って始動する。

上記の記述中の空白箇所( ア )~( オ )に当てはまる組合せとして、正しいものを次のうちから一つ選べ。
  • ア:1  イ:スリップリング  ウ:始動抵抗器  エ:始動コンデンサ  オ:周波数
  • ア:0  イ:整流子  ウ:始動抵抗器  エ:始動コンデンサ  オ:位相
  • ア:0  イ:スリップリング  ウ:始動補償器  エ:インバータ  オ:周波数
  • ア:1  イ:スリップリング  ウ:始動補償器  エ:インバータ  オ:位相
  • ア:1  イ:整流子  ウ:始動抵抗器  エ:インバータ  オ:位相

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この過去問の解説 (1件)

01

誘導電動機の始動法に関する穴埋め問題です。

選択肢4. ア:1  イ:スリップリング  ウ:始動補償器  エ:インバータ  オ:位相

ア:1

始動時の滑りsは1です。

二次抵抗始動時の滑りs=1の位置で最大トルクが発生するよう、

比例推移を利用して二次抵抗値を増やします。 

 

 

イ:スリップリング

巻線形誘導電動機の回転子から電流を取り出すのには

スリップリング とブラシを用います。

※他の選択肢にある「整流子」は直流機で使用します。

 

 

ウ:始動補償器

端子電圧を下げるために単巻変圧器を利用する始動法は

始動補償器(コンドルファ法) です。

 

 

エ:インバータ

 電圧と周波数の両方を自在に制御して滑らかな始動を行う装置はインバータです。

 

 

オ:位相

単相交番磁界からは自動的に回転磁界が発生しません。

そのため、主コイルと補助コイルの電流に位相差を

生じさせることで合成回転磁界を作り出して始動します。

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