第三種電気主任技術者(電験三種) 過去問
令和7年度(2025年)下期
問42 (電力 問17(b))

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問題

第三種電気主任技術者(電験三種)試験 令和7年度(2025年)下期 問42(電力 問17(b)) (訂正依頼・報告はこちら)

図のような、A点及びB点に負荷を有する三相3線式高圧配電線がある。電源側S点の線間電圧を6600Vとするとき、次の問に答えよ。
ただし、配電線1線当たりの抵抗及びリアクタンスはそれぞれ0.3Ω/kmとする。

B点における線間電圧の値[V]として、最も近いものを次のうちから一つ選べ。
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この過去問の解説 (1件)

01

分岐負荷を有する配電線路の末端電圧を計算する問題です。

 

この問題では電流の有効成分・無効成分を求める公式、

三相3線式の電圧降下の近似式を使います。

 

電流の有効成分

Ip=Icosθ

 

電流の無効成分

Iq=Isinθ

 

三相3線式の電圧降下の近似式

ΔV=√3(Ipr+Iqx)

選択肢1. 6020

◆前問から引用する値を整理します

 

各負荷電流の有効成分

IAp=160[A]

IBp=60[A]

 

S-A間の電流の有効成分

ISAp=220[A]

 

※前問では、IA'、IB'、ISA'と表記しています

 

 

◆各負荷電流の無効成分を求めます

 

IAq=IAsinθ

=200✕0.6

=120[A]

 

IBq=IBsinθ

=100✕0.8

=80[A]

 

※それぞれのsinθは三角関数の関係から計算をせずに出しています。

 

 

◆S-A間の電流の無効成分を求めます

 

ISAq=IAq+IBq

=200[A]

 

 

◆S-A間とA-B間のインピーダンス成分を求めます

S-A間とA-B間は距離が同じなので、まとめて計算します。

 

抵抗成分

rSA=rAB=0.3✕2=0.6[Ω]

 

リアクタンス成分

xSA=xAB=0.3✕2=0.6[Ω]

 

 

◆S-A間、A-B間の電圧降下を求めます

 

ΔVSA=√3(ISAprSA+ISAqxSA)

=√3(220✕0.6+200✕0.6)

=√3(132+120)

=252√3[V]

 

ΔVAB=√3(IABprAB+IABqxAB)

=√3(60✕0.6+80✕0.6)

=√3(36+48)

=84√3[V]

 

 

◆全電圧降下を求めます

 

ΔV=ΔVSA+ΔVAB

=252√3+84√3

=336√3

≒581.97[V]

 

 

◆B点の線間電圧を求めます

 

VB=VS−ΔV

=6600-581.97

=6018.03[V]

 

以上より、最も近い6020[V]となります。

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