第三種電気主任技術者(電験三種) 過去問
令和7年度(2025年)下期
問39 (電力 問16(a))

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問題

第三種電気主任技術者(電験三種)試験 令和7年度(2025年)下期 問39(電力 問16(a)) (訂正依頼・報告はこちら)

三相3線式1回線の専用配電線がある。変電所の送り出し電圧が6600V、末端にある負荷の端子電圧が6450V、力率が遅れの70%であるとき、次の問に答えよ。
ただし、電線1線当たりの抵抗は0.5Ω/km、リアクタンスは0.4Ω/km、線路のこう長は5kmとする。また、送電端電圧と受電端電圧との相差角は小さいものとする。

この負荷に供給される電力W1の値[kW]として、最も近いものを次のうちから一つ選べ。
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  • 123
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この過去問の解説 (1件)

01

三相3線式配電線路の電圧降下近似式を用いた電力を計算する問題です。

 

この問題では、電圧降下の近似式と三相電力の公式を使います。

 

電圧降下の近似式

ε=√3I(rcosθ+xsinθ)

※この近似式は送電端電圧と受電端電圧の相差角が

小さい場合に適用されます。

 

三相電力の公式

W=√3VIcosθ

√3I=WVcosθ …①

 

※ここでは、今後の都合で式を変形しています。

選択肢4. 213

◆電圧降下εを求めます

ε=Vs-Vr

=6600-6450

=150[V]

 

 

◆電線路の抵抗とリアクタンスを求めます

こう長が5[km]なので、

 

r=0.5✕5

=2.5[Ω]

 

x=0.4✕5

=2.0[Ω]

 

となります。

 

 

◆電圧降下の近似式を

三相電力の公式を使って整理します。

 

ε=√3I(rcosθ+xsinθ)

=W1Vrcosθ(rcosθ+xsinθ) ※①を代入

=W1Vr(r+xsinθcosθ)

=W1Vr(r+xtanθ) …②

 

◆tanθを求めます

tanθ=sinθcosθ

=√(12-0.72)0.7

≒1.0202

 

◆負荷に供給される電力W1を求めます

②式を変形して、

 

W1=εVrr+xtanθ

=150✕64502.5+2.0✕1.0202

≒213087[W]

=213[kW]

 

となります。

 

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