第三種電気主任技術者(電験三種) 過去問
令和7年度(2025年)下期
問31 (電力 問9)
問題文
架空送電線路の雷害対策に関する記述として、誤っているものを次のうちから一つ選べ。
このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。
問題
反映中…
第三種電気主任技術者(電験三種)試験 令和7年度(2025年)下期 問31(電力 問9) (訂正依頼・報告はこちら)
架空送電線路の雷害対策に関する記述として、誤っているものを次のうちから一つ選べ。
- 二回線送電線路で、両回線の絶縁に格差を設け、二回線にまたがる事故を抑制する方法を不平衡絶縁方式という。
- 架空地線を多条化することで、架空地線と電力線間の結合率が増加し、鉄塔雷撃時に発生するアークホーン間電圧が抑制できるので、逆フラッシオーバの発生が抑制できる。
- 鉄塔塔脚の接地抵抗を低減させることで、電力線への雷撃に伴う逆フラッシオーバの発生を抑制できる。
- 送電用避雷装置は雷撃時に発生するアークホーン間電圧を抑制できるので、雷による事故を抑制できる。
- 直撃雷から架空送電線を遮へいする効果を大きくするためには、架空地線の遮へい角を小さくする。
正解!素晴らしいです
残念...
画像拡大
この過去問の解説 (2件)
01
架空送電線路の雷害対策に関する記述で誤っているものを選択する問題です。
問題文の通りです。
問題文の通りです。
「逆フラッシオーバ」とは、雷が鉄塔または架空地線に直撃した際、
塔脚接地抵抗が高いと鉄塔の電位が急上昇し、
鉄塔側から電力線側へ向かって放電が起きてしまう現象です。
電力線への雷撃があった場合に発生するのは、
フラッシオーバです。
接地抵抗を低減させることで抑制できるのは、
「鉄塔や架空地線への雷撃」に対するものであり、
「電力線への雷撃」に対するものではありません。
問題文の通りです。
問題文の通りです。
参考になった数1
この解説の修正を提案する
02
架空送電線路の雷害対策に関する問題で誤った記述を選択する形となります。
架空送電線路に雷が落ちると、送電線に異常電圧が発生し送電線から、がいしを介して鉄塔、大地へと異常電流が流れますがこの現象をフラッシュオーバーと言います。また、雷が直撃した時に鉄塔の電位が送電線の電位より非常に高くなった時は、鉄塔からがいしを介して送電線へ異常電流が流れますが、この現象を逆フラッシュオーバーと言います。
以上を踏まえて各選択肢を見ていきましょう。
二回線送電線路で二回線にまたがってフラッシュオーバーを発生させないよう、両回線間の絶縁強度に差をつける方式を不平衡絶縁方式と言いますので、こちらの記述は正しいです。
架空地線を多条化すると異常電流が分散され鉄塔雷撃時に発生するアークホーン間電圧の電位上昇が抑制されるので逆フラッシオーバを抑えることができます。よってこちらの記述は正しいです。
逆フラッシオーバは鉄塔に雷撃が直撃してからの現象となるため、こちらの記述は誤りとなります。
送電用避雷装置はがいしと並列に設置する事で雷撃時に発生するアークホーン間電圧を抑制することができますので、こちらの記述は正しいです。
遮へい角とは架空地線から真下に引いた鉛直線と架空地線とを結ぶ直線のなす角を言い、遮へい角を小さくするほど直撃雷を防ぐ効果がありますので、こちらは正しいです。
参考になった数0
この解説の修正を提案する
前の問題(問30)へ
令和7年度(2025年)下期 問題一覧
次の問題(問32)へ