第三種電気主任技術者(電験三種) 過去問
令和7年度(2025年)下期
問30 (電力 問8)
問題文
架空送電線路に関連する設備に関する記述として、誤っているものを次のうちから一つ選べ。
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問題
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第三種電気主任技術者(電験三種)試験 令和7年度(2025年)下期 問30(電力 問8) (訂正依頼・報告はこちら)
架空送電線路に関連する設備に関する記述として、誤っているものを次のうちから一つ選べ。
- 架空送電線を鉄塔などに固定する絶縁体としてがいしが用いられている。アークホーンをがいしと併設することで、雷撃等をきっかけに発生するアーク放電からがいしを保護することができる。
- 架空送電線への雷撃を防止するために架空地線が設けられており、遮へい角が小さいほど雷撃防止の効果が大きい。
- 超高圧の架空送電線では、スペーサを用いた多導体化により、コロナ放電の抑制が図られている。スペーサはギャロッピングの防止にも効果的である。
- 電線に一様な微風が吹くと、電線の背後に空気の渦が生じて電線が上下に振動するサブスパン振動が発生する。振動エネルギーを吸収するダンパを電線に取り付けることで、この振動による電線の断線防止が図られている。
- 鉄塔又は架空地線に直撃雷があると、鉄塔から送電線へ逆フラッシオーバが起こることがある。埋設地線等により鉄塔の接地抵抗を小さくすることで、逆フラッシオーバの抑制が図られている。
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この過去問の解説 (2件)
01
架空送電線路の障害対策に関する記述で誤っているものを選択する問題です。
問題文の通りです。
問題文の通りです。
問題文の通りです。
電線に一様な微風が吹いた時、
電線の背後に空気の渦(カルマン渦)が生じ、
電線が上下に振動するのは「微風振動」です。
微風振動の対策には、ダンパが使われます。
一方「サブスパン振動」は、多導体送電線において、
スペーサとスペーサの間の区間の電線が風の影響を受けて生じる振動のことを言います。
よって、この選択肢の記述が誤った記述です。
問題文の通りです。
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02
架空送電線路に関する問題で誤った記述を選択する形となります。
各選択肢を見ていきましょう。
架空送電線を鉄塔などに固定する絶縁体としてがいしを用いる場合、雷撃等の熱や衝撃によってがいしが破損するおそれがありますので、がいしの両端に金属製の電極であるアークホーンを設置することで破損を防止します。なのでこちらは正しいです。
遮へい角とは送電線の架空地線から真下に下ろした鉛直線と架空地線と電線とを結ぶ直線のなす角を言い、遮へい角が小さいほど雷撃防止の効果が大きくなります。よってこちらは正しいです。
ギャロッピングは氷雪が付着した電線に風が当たると揚力で電線が上下に激しく振動する現象で、そのギャロッピングの防止対策として電線にスペーサを用いた多導体化があります。その多導体化はコロナ放電の抑制も図られます。よってこの記述は正しいです。
サブスパン振動は多導体の送電線に風速10m/sを超える風が当たると空気の流れの影響により電線が振動する現象です。一方、電線に一様な微風が吹くと、電線の背後に空気の渦が生じて電線が上下に振動するのは微風振動となります。よってこちらの記述は誤りとなります。
逆フラッシュオーバーとは鉄塔又は架空地線に直撃雷があたると、鉄塔の電位が送電線の電位よりも非常に高くなり、鉄塔のがいしの絶縁が破壊されて送電線へ異常電流が流れてしまう現象を言います。その対策として埋設地線等により鉄塔の接地抵抗を小さくすることが有効となります。よってこちらは正しいです。
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