第三種電気主任技術者(電験三種) 過去問
令和7年度(2025年)上期
問79 (法規 問13(a))

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問題

第三種電気主任技術者(電験三種)試験 令和7年度(2025年)上期 問79(法規 問13(a)) (訂正依頼・報告はこちら)

出力600kWの太陽電池発電所を設置したショッピングセンターがある。ある日の太陽電池発電所の発電の状況とこのショッピングセンターにおける電力消費は図に示すとおりであった。すなわち、発電所の出力は朝の6時から12時まで直線的に増大し、その後は夕方18時まで直線的に下降した。また、消費電力は深夜0時から朝の10時までは100kW,10時から17時までは300kW,17時から21時までは400kW,21時から24時は100kWであった。
このショッピングセンターは自然エネルギーの活用を推進しており太陽電池発電所の発電電力は自家消費しているが、その発電電力が消費電力を上回って余剰を生じたときは電力系統に送電している。次の問に答えよ。

この日、太陽電池発電所から電力系統に送電した電力量の値[kW・h]として、最も近いものを次の選択肢のうちから一つ選べ。
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この過去問の解説 (3件)

01

6時から12時までの発電量を求める式は、
W1=(600-0)/(12-6)h+b=100h+b
となります。
グラフよりh=6のときにW1=0を代入して、
0=100×6+b
bに対して式を変形すると、

b=-600となります。
よって、6時から12時までの発電電力W1は、
W1=100h-600となります。
次に、12時から18時までの発電力を求める式は、
W2=(0-600)/(18-12)h+b=-100h+b
となります。
グラフより、h=18のときにW2=0を代入して、
0=-100×18+b
bに対して式を変形すると、

b=1800となります。
よって、12時から18時までの発電電力W2は
W2=-100h+1800となります。

 

次に、発電電力と消費電力が交差する2点を求めます。
まずは100[kW]の点です。

W1の式に代入します。
100=100h-600となるので、hについて求めると、

h=(100+600)/100=7[h]となります。
次に300[kW]の点です。

W2の式に代入します。
300=-100h+1800となるので、hについて求めると、

h=(300-1800)/-100=15[h]となります。
よって、7[h]より前の時間と15[h]より後の時間は送電電力が0となります。

 

次に、7-12時までの発電電力と12-15時までの発電電力を求めます。
7-12時の発電電力は、台形の公式から、

(100+600)×(12-7)/2=1750[kW・h]となります。
12-15時の発電電力は同様に、

(600+300)×(15-12)/2=1350[kW・h]となります。

 

次に、7-12時までの消費電力と12-15時までの消費電力を求めます。
7-12時の消費電力はグラフから、

(10-7)×100+(12-10)×300=900[kW・h]となります。
12-15時の消費電力はグラフから、

(15-12)×300=900[kW・h]となります。

 

よって、電力系統に送電した電力用は
1750-900+1350-900=1300[kW・h]となります。

選択肢1. 900

この選択肢は誤りです。

選択肢2. 1,300

この選択肢は正解です。

選択肢3. 1,500

この選択肢は誤りです。

選択肢4. 2,200

この選択肢は誤りです。

選択肢5. 3,600

この選択肢は誤りです。

参考になった数2

02

1.太陽光発電電力を式で表す

①6時から12時

6時間で0 kWから600 kWまで直線的に増加するため、1時間当たりの増加量は、

12−6600​=100 kW/h

です。

したがって、時刻を t〔時〕とすると、

PG​=100(t−6) (6≤t≤12)

となります。

 

②12時から18時

6時間で600 kWから0 kWまで直線的に減少するので、

PG​=600−100(t−12) (12≤t≤18)

です。

 

2.発電電力が消費電力を上回る時間を求める

①6時から10時:消費電力100 kW

この時間帯で発電電力が100 kWとなる時刻を求めます。

100(t−6)=100

t−6=1

t=7

したがって、発電電力が消費電力を上回るのは、7時から10時です。

 

10時の発電電力は、

PG​=100(10−6)=400 kW

なので、10時直前の余剰電力は、

400−100=300 kW

です。

 

この区間の余剰電力量は、三角形の面積として、

E1​=1/2​×(10−7)×300 =450 kW⋅h

となります。

 

②10時から12時:消費電力300 kW

10時の発電電力は400 kW、12時は600 kWです。

したがって、余剰電力は、

10時:400−300=100 kW

12時:600−300=300 kW

です。

この区間の余剰電力量は台形の面積として、

E2​=(100+300)/2​×(12−10) =200×2 =400 kW⋅h

となります。

 

③12時から17時:消費電力300 kW

12時以降、発電電力は直線的に減少します。

発電電力が300 kWまで低下する時刻を求めると、

600−100(t−12)=300

100(t−12)=300

t−12=3

t=15

したがって、発電電力が消費電力を上回るのは、12時から15時です。

 

12時の余剰電力は、

600−300=300 kW

15時には余剰電力が0 kWになります。

 

よって、この区間の余剰電力量は、

E3​=21​×(15−12)×300 =450 kW⋅h

です。

 

15時以降は、発電電力が消費電力を下回るので、系統への送電はありません。

 

3.系統へ送電した電力量の合計

E=E1​+E2​+E3​ =450+400+450 =1,300 kW⋅h

したがって、

E=1,300 kW⋅h​

となります。

選択肢2. 1,300

選択肢の中でこの答えが一番近くなっています。

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03

赤く塗りつぶした部分の面積に対応する電力が、電力系統に送電した電力です。

また、発電能力は、「直線的に増大・下降する」と述べられているため、

6時から12時

W= 100(H - 6) [kW]

12時から18時

W= -100(H-12) + 600 [kW] で表されます。

これより、①の時点、発電電力が 100kW になる時刻は

100(H - 6) = 100 より、H=7、7時となります。

②の時点、10時では、発電量は 400[kW]となり、

③午後に発電量が300kW になる時刻は、

-100(H - 12) +600 = 300 より、H=15、15時となります。
 

そこで、赤く塗りつぶされた部分の面積を計算すると、

7時から10時   1/2 ×  3[h] ×  (400-100)[kW]  = 450[kWh]

10時から12時  1/2 × 2[h] × ((400-300) + (600-300))[kW] =  400[kWh]

12時から15時  1/2 × 3[h] × (600-300)[kW] =  450[kWh]

合計 1300[kWh] となります。


 

選択肢1. 900

送電電力 1300[kWh]のため、この選択肢は間違いです。

選択肢2. 1,300

送電電力 1300[kWh]のため、この選択肢が正解です。

選択肢3. 1,500

送電電力 1300[kWh]のため、この選択肢は間違いです。

選択肢4. 2,200

送電電力 1300[kWh]のため、この選択肢は間違いです。

選択肢5. 3,600

送電電力 1300[kWh]のため、この選択肢は間違いです。

参考になった数0