第三種電気主任技術者(電験三種) 過去問
令和7年度(2025年)上期
問73 (法規 問9)

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問題

第三種電気主任技術者(電験三種)試験 令和7年度(2025年)上期 問73(法規 問9) (訂正依頼・報告はこちら)

次の文章は、「電気設備技術基準の解釈」に基づく低圧屋内配線の金属ダクト工事に関する記述である。
a) ダクトに収める絶縁電線の断面積(絶縁被覆の断面積を含む。)の総和は、ダクトの内部断面積の( ア )%以下であること。ただし、電光サイン装置、出退表示灯その他これらに類する装置又は制御回路等(自動制御回路、遠方操作回路、遠方監視装置の信号回路その他これらに類する電気回路をいう。)の配線のみを収める場合は、( イ )%以下とすることができる。
b) ダクト相互は、堅ろうに、かつ、( ウ )に完全に接続すること。
c) ダクトを造営材に取り付ける場合は、ダクトの支持点間の距離を3m(取扱者以外の者が出入りできないように措置した場所において、垂直に取り付ける場合は、6m)以下とし、堅ろうに取り付けること。
d) 低圧屋内配線の( エ )電圧が300V以下の場合は、ダクトには、D種接地工事を施すこと。
e) 低圧屋内配線の( エ )電圧が300Vを超える場合は、ダクトには、C種接地工事を施すこと。ただし、( オ )防護措置(金属製のものであって、防護措置を施すダクトと( ウ )に接続するおそれがあるもので防護する方法を除く。)を施す場合は、D種接地工事によることができる。

上記の記述中の空白箇所に当てはまる組合せとして、正しいものを次の選択肢のうちから一つ選べ。
  • ア:20  イ:50  ウ:電気的  エ:使用  オ:接触
  • ア:32  イ:48  ウ:電気的  エ:対地  オ:簡易接触
  • ア:32  イ:48  ウ:機械的  エ:使用  オ:接触
  • ア:32  イ:48  ウ:機械的  エ:使用  オ:簡易接触
  • ア:20  イ:50  ウ:電気的  エ:対地  オ:簡易接触

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この過去問の解説 (3件)

01

電気設備技術基準の解釈 第162条に以下の記載があります。


第162条 金属ダクト工事による低圧屋内配線の電線は、次の各号によること。
一 絶縁電線(屋外用ビニル絶縁電線を除く。)であること。
二 ダクトに収める電線の断面積(絶縁被覆の断面積を含む。)の総和は、ダクトの内部断面積の20%以下であること。

ただし、電光サイン装置、出退表示灯その他これらに類する装置又は制御回路等(自動制御回路、遠方操作回路、遠方監視装置の信号回路その他これらに類する電気回路をいう。)の配線のみを収める場合は、50%以下とすることができる。

三 ダクト内では、電線に接続点を設けないこと。ただし、電線を分岐する場合において、その接続点が容易に点検できるときは、この限りでない。
四 ダクト内の電線を外部に引き出す部分は、ダクトの貫通部分で電線が損傷するおそれがないように施設すること。
五 ダクト内には、電線の被覆を損傷するおそれがあるものを収めないこと。
六 ダクトを垂直に施設する場合は、電線をクリート等で堅固に支持すること。


2 金属ダクト工事に使用する金属ダクトは、次の各号に適合するものであること。
一 幅が5cmを超え、かつ、厚さが1.2mm以上の鉄板又はこれと同等以上の強さを有する金属製のものであって、堅ろうに製作したものであること。
二 内面は、電線の被覆を損傷するような突起がないものであること。
三 内面及び外面にさび止めのために、めっき又は塗装を施したものであること。


3 金属ダクト工事に使用する金属ダクトは、次の各号により施設すること。
一 ダクト相互は、堅ろうに、かつ、電気的に完全に接続すること。
二 ダクトを造営材に取り付ける場合は、ダクトの支持点間の距離を3m(取扱者以外の者が出入りできないように措置した場所において、垂直に取り付ける場合は、6m)以下とし、堅ろうに取り付けること。
三 ダクトのふたは、容易に外れないように施設すること。
四 ダクトの終端部は、閉そくすること。
五 ダクトの内部にじんあいが侵入し難いようにすること。
六 ダクトは、水のたまるような低い部分を設けないように施設すること。
七 低圧屋内配線の使用電圧が300V以下の場合は、ダクトには、D種接地工事を施すこと。(関連省令第10条、第11条)
八 低圧屋内配線の使用電圧が300Vを超える場合は、ダクトには、C種接地工事を施すこと。

ただし、接触防護措置(金属製のものであって、防護措置を施すダクトと電気的に接続するおそれがあるもので防護する方法を除く。)を施す場合は、D種接地工事によることができる。(関連省令第10条、第11条)

 

よって、「ア:20  イ:50  ウ:電気的  エ:使用電圧  オ:接触」が正解となります。

選択肢1. ア:20  イ:50  ウ:電気的  エ:使用  オ:接触

この選択肢は正解です。

選択肢2. ア:32  イ:48  ウ:電気的  エ:対地  オ:簡易接触

この選択肢は誤りです。

選択肢3. ア:32  イ:48  ウ:機械的  エ:使用  オ:接触

この選択肢は誤りです。

選択肢4. ア:32  イ:48  ウ:機械的  エ:使用  オ:簡易接触

この選択肢は誤りです。

選択肢5. ア:20  イ:50  ウ:電気的  エ:対地  オ:簡易接触

この選択肢は誤りです。

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02

「電気設備技術基準の解釈」に基づく低圧屋内配線の

金属ダクト工事については、次のように定まっています。

※出題歴のない部分は省略しています。

※赤字は過去の出題部分を示しています。

 

【金属ダクト工事による低圧屋内配線の電線】

一 略

二 ダクトに収める電線の断面積(絶縁被覆の断面積を含む。)の総和は、

 ダクトの内部断面積の20%以下であること。

 ただし、電光サイン装置、出退表示灯その他これらに類する装置又は

 制御回路等(自動制御回路、遠方操作回路、遠方監視装置の信号回路

 その他これらに類する電気回路をいう。)の配線のみを収める場合は、

 50%以下とすることができる。 

三~六 略 

 

【金属ダクト工事に使用する金属ダクトの施設条件】

一 ダクト相互は、堅ろうに、かつ、電気的に完全に接続すること。

二~六 略

七 低圧屋内配線の使用電圧が300V以下の場合は、ダクトには、

 D種接地工事を施すこと。

八 低圧屋内配線の使用電圧が300Vを超える場合は、ダクトには、

 C種接地工事を施すこと。

 ただし、接触防護措置(金属製のものであって、防護措置を施すダクトと

 電気的に接続するおそれがあるもので防護する方法を除く。)を施す場合は、

 D種接地工事によることができる。

選択肢1. ア:20  イ:50  ウ:電気的  エ:使用  オ:接触

条文より、アが「20」、イが「50」、ウが「電気的に」、エが「使用」、オが「接触」とわかります。

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03

工事に関する設問です。電気設備技術基準の解釈 第162条の記述に基づく設問ですが、

5つの選択肢すべてに関して内容を覚えていなくても、より重要な項目を覚えていれば

選択肢を絞り込み、正解率を上げてゆくことができます。


項目の優先度としては

1.ダクト内の電線断面積の許容割合(総断面積の20%以下 )(ア)

2.接地工事の種別を決定する電圧(300V)と接地工事の種別

3.C種接地工事の代替としてD種接地工事が可能な場合の条件(接触防護装置を施す場合)(オ)

4.ダクトの接続方法(電気的に接続)(ウ)

5.1.の例外(制御回路等のみなら50%までOK)(イ)
 

となります。

2.に関しては、どの電圧で判断するかについて、対地電圧ではなく、使用電圧で判断する点が最近問われるようになって来ています。(エ)

 

以上により

ア:20 イ:50 ウ:電気的 エ:使用 オ:接触

が回答となります。


 

選択肢1. ア:20  イ:50  ウ:電気的  エ:使用  オ:接触

ア:20 イ:50 ウ:電気的 エ:使用 オ:接触 が正解のため、この選択肢が正解です。

選択肢2. ア:32  イ:48  ウ:電気的  エ:対地  オ:簡易接触

ア:20 イ:50 ウ:電気的 エ:使用 オ:接触 が正解のため、この選択肢は不正解です。

選択肢3. ア:32  イ:48  ウ:機械的  エ:使用  オ:接触

ア:20 イ:50 ウ:電気的 エ:使用 オ:接触 が正解のため、この選択肢は不正解です。

選択肢4. ア:32  イ:48  ウ:機械的  エ:使用  オ:簡易接触

ア:20 イ:50 ウ:電気的 エ:使用 オ:接触 が正解のため、この選択肢は不正解です。

選択肢5. ア:20  イ:50  ウ:電気的  エ:対地  オ:簡易接触

ア:20 イ:50 ウ:電気的 エ:使用 オ:接触 が正解のため、この選択肢は不正解です。

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