第三種電気主任技術者(電験三種) 過去問
令和7年度(2025年)上期
問42 (電力 問17(b))
問題文
この三相変圧器に新たに遅れ力率0.8の三相負荷200kWを接続する場合、次の問に答えよ。
この変圧器の過負荷運転を回避するために、変圧器の二次側に設置が必要な最小の電力用コンデンサ容量の値[kvar]として、最も近いものを次の選択肢のうちから一つ選べ。
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問題
第三種電気主任技術者(電験三種)試験 令和7年度(2025年)上期 問42(電力 問17(b)) (訂正依頼・報告はこちら)
この三相変圧器に新たに遅れ力率0.8の三相負荷200kWを接続する場合、次の問に答えよ。
この変圧器の過負荷運転を回避するために、変圧器の二次側に設置が必要な最小の電力用コンデンサ容量の値[kvar]として、最も近いものを次の選択肢のうちから一つ選べ。
- 70
- 256
- 203
- 123
- 50
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この過去問の解説 (2件)
01
前問に引き続き、三相変圧器の問題です。
今回は、過負荷を避けるため、
電力用コンデンサを設置するのにその容量を問いています。
前問で出た、遅れ力率392kvarを改善するためのコンデンサを設置します。
皮相電力である750kV・Aの無効電力を求めれば、それが正解となります。
前問から接続前の無効電力は242kvar、接続後は150kvarになります。
接続前の皮相電力は、S=√P2+Q2から求まります。
ここで、Pは500+200であり、Qは、242+150になります。
よって、√7002+3922≒802.29kV・Aとなり定格容量を超過します。
次に無効電力は、750₌√P2+Q’2からなります。
Q'2は、392-QC、QCが求めるコンデンサの容量となります。
√700-(392-QC)₌750
392-QC₌√7502-7002
QC₌392-269.26≒123kvarとなります。
誤:計算結果と異なります。
誤:計算結果と異なります。
誤:計算結果と異なります。
正:計算結果の近似値となります。
誤:計算結果と異なります。
前問に引き続き、三相変圧器の問題でした。
無効電力の計算に慣れて、対策できるようにしていきましょう。
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02
この問題では、既存負荷と追加負荷を含めたときの変圧器の見掛け電力が定格容量を超えないようにするために、必要となる電力用コンデンサ容量を求めます。
まず各負荷の有効電力と力率から無効電力を求め、合計の見掛け電力を算出します。
その結果が変圧器の定格容量を超える場合は、無効電力を電力用コンデンサで低減し、見掛け電力が定格容量以内となるよう調整します。
電力用コンデンサ容量が70kvarでは、低減できる無効電力が小さく、変圧器の見掛け電力は定格容量を下回りません。
この選択肢は誤りです。
電力用コンデンサ容量256kvarは、必要以上に無効電力を補償する値であり、最小容量とはなりません。
この選択肢は誤りです。
電力用コンデンサ容量203kvarは、見掛け電力を定格容量以下にするには過大であり、最小値ではありません。
この選択肢は誤りです。
既存負荷と追加負荷の合計有効電力は700kW、合計無効電力は約392kvarとなります。
変圧器の定格容量750kVAから許容される無効電力を求めると約269kvarとなるため、必要な電力用コンデンサ容量は約123kvarです。
この選択肢は正解です。
電力用コンデンサ容量50kvarでは無効電力の低減が不足し、変圧器の過負荷運転を回避できません。
この選択肢は誤りです。
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