第三種電気主任技術者(電験三種) 過去問
令和8年度(2026年)上期
問68 (法規 問4)

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問題

第三種電気主任技術者(電験三種)試験 令和8年度(2026年)上期 問68(法規 問4) (訂正依頼・報告はこちら)

「電気設備技術基準の解釈」に基づいて、最大使用電圧23kVの電線路に接続する受電用変圧器の絶縁耐力試験を、最大使用電圧に所定の係数を乗じた試験電圧を印加する方法により行う場合、試験電圧と試験時間に関する記述として、適切なのは次のうちどれか。
  • 最大使用電圧の1.1倍である25300Vの電圧を連続して1分間加える。
  • 最大使用電圧の1.25倍である28750Vの電圧を連続して1分間加える。
  • 最大使用電圧の1.25倍である28750Vの電圧を連続して10分間加える。
  • 最大使用電圧の1.5倍である34500Vの電圧を連続して1分間加える。
  • 最大使用電圧の1.5倍である34500Vの電圧を連続して10分間加える。

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この過去問の解説 (1件)

01

正しい選択肢は「最大使用電圧の1.25倍である28750Vの電圧を連続して10分間加える。」です。

この問題は、受電用変圧器の絶縁耐力試験に必要な試験電圧と試験時間について問われています。

絶縁耐力試験とは、電気設備に通常より高い電圧を加え、電気が漏れたり、絶縁が破壊されたりしないことを確認する試験です。

「電気設備の技術基準の解釈」第16条では、変圧器の最大使用電圧に応じて、試験電圧と試験方法が定められています。

今回の最大使用電圧は23kVなので、最大使用電圧の1.25倍の交流電圧を連続して10分間加えることが必要です。

計算手順

<試験電圧の倍率を確認する>

「電気設備の技術基準の解釈」第16条の16-1表では、変圧器の巻線の最大使用電圧に応じて、試験電圧が定められています。

主な基準は次のとおりです。

・最大使用電圧7000V以下:最大使用電圧の1.5倍です。

・最大使用電圧7000V超60000V以下:原則として最大使用電圧の1.25倍です。

今回の最大使用電圧は23000Vなので、7000Vを超え60000V以下の区分に該当します。

したがって、試験電圧の倍率は1.25倍です。

<試験電圧を計算する>

試験電圧Vₜは、次の式で求めます。

Vₜ=Vₘ×1.25

ここで、

・Vₜ:試験電圧[V]

・Vₘ:最大使用電圧=23000V

です。

公式に代入すると、

Vₜ=23000×1.25

=28750V

となります。

<試験時間を確認する>

第16条の16-1表では、今回の条件に該当する試験方法について、試験電圧を連続して10分間加えることが定められています。

したがって、試験条件は次のとおりです。

・試験電圧:28750V

・試験時間:連続10分間

選択肢3. 最大使用電圧の1.25倍である28750Vの電圧を連続して10分間加える。

正しい選択肢です。

最大使用電圧23000Vは、7000Vを超え60000V以下の区分に該当します。

したがって、

試験電圧=23000×1.25

=28750V

となります。

また、試験時間は連続10分間です。

試験電圧と試験時間の両方が規定に一致しています。

まとめ

変圧器の絶縁耐力試験では、最大使用電圧に応じて、試験電圧の倍率と試験時間を判断することが重要です。

今回の問題では、次のようになります。

・最大使用電圧:23000V

・適用される電圧区分:7000V超60000V以下

・試験電圧の倍率:1.25倍

・試験電圧:28750V

・試験時間:連続10分間

なお、試験電圧の倍率は、最大使用電圧だけでなく、変圧器の巻線の種類や接続条件によって異なる場合があります。

今回の受電用変圧器では、「23000V×1.25=28750V」「連続10分間」という組合せを覚えておきましょう。

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