第三種電気主任技術者(電験三種) 過去問
令和7年度(2025年)下期
問28 (電力 問6)

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

第三種電気主任技術者(電験三種)試験 令和7年度(2025年)下期 問28(電力 問6) (訂正依頼・報告はこちら)

次の文章は、避雷器に関する記述である。
避雷器は、雷又は回路の開閉などに起因する過電圧の( ア )がある値を超えた場合、放電により過電圧を抑制して、電気施設の絶縁を保護する装置である。特性要素としては( イ )が広く用いられ、その( ウ )の抵抗特性により、過電圧に伴う電流のみを大地に放電させ、放電後は( エ )を遮断することができる。発変電所用避雷器では、( イ )の優れた電圧-電流特性を利用し、放電耐量が大きく、放電遅れのない( オ )避雷器が主に使用されている。

上記の記述中の空白箇所( ア )~( オ )に当てはまる組合せとして、正しいものを次のうちから一つ選べ。
  • ア:波高値  イ:ZnO  ウ:非線形  エ:続流    オ:ギャップレス
  • ア:波頭長  イ:ZnO  ウ:非線形  エ:制限電圧  オ:ギャップレス
  • ア:波高値  イ:SF6  ウ:線形   エ:制限電圧  オ:直列ギャップ付き
  • ア:波高値  イ:ZnO  ウ:線形   エ:続流    オ:直列ギャップ付き
  • ア:波頭長  イ:SF6  ウ:非線形  エ:続流    オ:直列ギャップ付き

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (2件)

01

避雷器の原理や用語に関する穴埋め問題です。

選択肢1. ア:波高値  イ:ZnO  ウ:非線形  エ:続流    オ:ギャップレス

ア:波高値

避雷器は、雷や開閉サージなどの過電圧の「波高値(ピーク値)」が

動作開始電圧を超えた場合に放電し、

電気設備を保護します。

 

 

イ:ZnO

現在の避雷器の特性要素としては、

優れた非線形抵抗特性を持つ「ZnO(酸化亜鉛)」が広く使われています。   

 

 

ウ:非線形

ZnO素子の電圧-電流特性は

「高電圧が加わると電流が急激に流れやすくなり、

通常の系統電圧ではほとんど電流を通さない」

というもので、強い「非線形」の抵抗特性を持っています。

 

 

エ:続流

放電後、系統の常用電圧によって流れ続けようとする電流のことを「続流」と言います。

この続流は、ZnOの特性により確実に遮断されます。 

 

 

オ:ギャップレス

優れた非線形特性を持つZnOを使用することで、

放電ギャップを設ける必要がなくなります。

そのため、放電遅れのない「ギャップレス」避雷器が、

発変電所用の避雷器として主に使われています。

参考になった数1

02

・雷又は回路の開閉などで過電圧が発生した際に避雷器は直ちに動作して大地に放電し、過電圧の抑制をすることで機器を保護する役目となりますが、動作する基準値としては過電圧の(ア)波高値がある値を超えたら放電動作に入ります。波高値とは交流電圧波形において振幅が最も大きくなる最高点のことを言います。この一連の流れを特性要素と呼ばれ、避雷器に(イ)ZnO(酸化亜鉛)を用いることで(ウ)非線形の抵抗特性となり、過電圧に伴う電流のみを大地に放電させる仕組みとなります。この時に流れる電流を(エ)続流と呼び、発変電所用避雷器では避雷器にギャップ(すきま)がない、(オ)ギャップレス避雷器が採用されています。

 

以上を踏まえた上で、空白箇所の正しい組み合わせを選択しましょう。

 

 

選択肢1. ア:波高値  イ:ZnO  ウ:非線形  エ:続流    オ:ギャップレス

こちらが正しいです。

まとめ

非線形の抵抗特性とは、電圧の値がある値を超えると急激に電流が流れる現象を言います。

参考になった数0