第三種電気主任技術者(電験三種) 過去問
令和7年度(2025年)上期
問58 (機械 問15(b))

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問題

第三種電気主任技術者(電験三種)試験 令和7年度(2025年)上期 問58(機械 問15(b)) (訂正依頼・報告はこちら)

三相誘導電動機について、次の問に答えよ。

前問 で示された条件で設計された定格電圧220V,同期速度1,200min−1の三相誘導電動機がある。この電動機を電圧220Vの電源に接続して、一定トルクの負荷で運転すると、1,140min−1の回転速度で回転する。この電動機に供給する電源電圧を200Vに下げたときの電動機の回転速度[min−1]の値として、最も近いものを次の選択肢のうちから一つ選べ。
ただし、電源電圧を下げたとき、負荷トルクと二次抵抗は変化しないものとする。

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この過去問の解説 (2件)

01

この問題を解くためには、誘導電動機のすべりと同期速度の関係
「s=(ns-n)/ns」を用いて計算します。

同期速度ns=1200min-1、電圧220[V]での回転速度n1=1140min-1より、

すべりs1はs1=(1200min-1−1140min-1)/1200min-1=0.05になります。

誘導電動機のトルクは電圧一定ならすべりに比例し、二次抵抗・負荷トルク一定の条件では、すべりは電圧の二乗に反比例します。

したがって、電圧を220Vから200Vに下げたときのすべりs2は
s2=0.05×(220÷200)²=0.05×1.21=0.0605となります。
よって、電源電圧を200[V]に下げたときの電動機の回転速度n2は「s=(ns-n/ns)」の関係式を変形して、
n2=ns(1-s2)=1200×(1−0.0605)=1200×0.9395≒1127となります。

選択肢1. 1,150

この選択肢は誤りです。

選択肢2. 1,127

この選択肢は正解です。

選択肢3. 1,113

この選択肢は誤りです。

選択肢4. 1,091

この選択肢は誤りです。

選択肢5. 1,000

この選択肢は誤りです。

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02

誘導電動機のトルクは、T=kV2s で求められます。
kは係数、Vは印加電圧、sはすべりです。
すべりsは同期速度と実際の回転速度のズレの割合です。
s = (Ns-N)/Ns Ns:同期速度、N:実際の回転速度となります。

電源220V のときのすべりは、
s220 = (1200-1140) / 1200 = 0.05
トルクは、T220 = k × (220)2 × 0.05 となります。

電源200Vのときのすべりを s200とすると、
T200 = k × (200)2 × s200
となり、トルクは一定なので、

(220)2 × 0.05 = (200)2 × s200
となります。

これより、s200 = 0.0605 = (Ns - N200) / Ns = (1200 - N200) / 1200
これを計算して、
N200 = 1127.4 となります。

選択肢1. 1,150

N200 = 1127.4なので、不正解です。

選択肢2. 1,127

N200 = 1127.4なので、一番近い値となり、これが正解です。

選択肢3. 1,113

N200 = 1127.4なので、不正解です。

選択肢4. 1,091

N200 = 1127.4なので、不正解です。

選択肢5. 1,000

N200 = 1127.4なので、不正解です。

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