第三種電気主任技術者(電験三種) 過去問
令和7年度(2025年)上期
問49 (機械 問7)

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

第三種電気主任技術者(電験三種)試験 令和7年度(2025年)上期 問49(機械 問7) (訂正依頼・報告はこちら)

次の文章は、スイッチトリラクタンスモータ(SRM)に関する記述である。
一般に、SRMの構造は、固定子の巻線が( ア )、回転子の形状が( イ )となっている。固定子の巻線に流す電流をスイッチで切り替えると、( イ )の回転子が、固定子の磁極に引き付けられて回転する。
このモータは、回転子の構造が簡単で強固であるため、( ウ )に適している。また、ネオジムなどの( エ )を使用せず、鉄心と巻線のみで磁気回路を構成できる特長を有する。

上記の記述中の空白箇所に当てはまる組合せとして、正しいものを次の選択肢のうちから一つ選べ。
  • ア:集中巻  イ:円筒形  ウ:低速回転  エ:軟磁性体
  • ア:分布巻  イ:突極形  ウ:低速回転  エ:希土類磁石
  • ア:集中巻  イ:突極形  ウ:高速回転  エ:希土類磁石
  • ア:分布巻  イ:円筒形  ウ:高速回転  エ:希土類磁石
  • ア:集中巻  イ:突極形  ウ:低速回転  エ:軟磁性体

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (3件)

01

この問題は、スイッチトリラクタンスモータ(SRM)の基本構造と特徴について理解しているかを問うものです。

SRMは固定子側に巻線を持ち、回転子には巻線や永久磁石を用いない点が大きな特徴です。

選択肢1. ア:集中巻  イ:円筒形  ウ:低速回転  エ:軟磁性体

SRMの固定子巻線は集中巻である点は正しいですが、回転子は円筒形ではなく突極形です。

また、SRMは低速回転向きとはいえません。

さらに、使用しない材料として挙げるべきは希土類磁石であり、軟磁性体ではありません。
この選択肢は誤りです。

選択肢2. ア:分布巻  イ:突極形  ウ:低速回転  エ:希土類磁石

SRMの固定子巻線は分布巻ではなく集中巻です。

また、ネオジムなどの希土類磁石を使用しないことが特徴であるため、この記述は条件に合いません。
この選択肢は誤りです。

選択肢3. ア:集中巻  イ:突極形  ウ:高速回転  エ:希土類磁石

SRMの固定子巻線は集中巻であり、回転子は突極形です。

回転子構造が簡単で強固なため高速回転に適しており、またネオジムなどの希土類磁石を使用せず、鉄心と巻線のみで構成されます。
この選択肢は正解です。

選択肢4. ア:分布巻  イ:円筒形  ウ:高速回転  エ:希土類磁石

固定子巻線が分布巻である点、回転子が円筒形である点はいずれもSRMの構造と一致しません。
この選択肢は誤りです。

選択肢5. ア:集中巻  イ:突極形  ウ:低速回転  エ:軟磁性体

固定子巻線が集中巻、回転子が突極形である点は正しいですが、SRMは低速回転向きではなく、また使用しない材料として適切なのは希土類磁石であり、軟磁性体ではありません。
この選択肢は誤りです。

参考になった数10

02

近年、半導体による制御技術の向上と低価格化により適用範囲が広がりつつある、スイッチトリラクタンスモータ に関する問題です。

基礎的知識の記憶が重要になります。

 

スイッチトリラクタンスモーターは、

・永久磁石を使用しません。永久磁石に必要なレアメタルも使いません。

・騒音や振動が大きいとされてきました。しかし、制御技術の発達により克服されつつあります。

回転子の極と固定子のコイルとが、コイルの通電時に引き合うことにより回転を発生させます。

極やコイルが多いと、引き合う力が平均化されてしまうため、回転しません。

そのため、回転子の極と固定子のコイルはあまり多くしません。

つまり、回転子は突極形 になり、固定子は集中巻になります。

また、回転が速い方が動作が安定します。

ア)集中巻き イ)突極形 ウ)高速回転 エ)希土類元素 となります。

選択肢1. ア:集中巻  イ:円筒形  ウ:低速回転  エ:軟磁性体

ア)集中巻き イ)突極形 ウ)高速回転 エ)希土類元素 のため、この選択肢は間違いです。

選択肢2. ア:分布巻  イ:突極形  ウ:低速回転  エ:希土類磁石

ア)集中巻き イ)突極形 ウ)高速回転 エ)希土類元素 のため、この選択肢は間違いです。

選択肢3. ア:集中巻  イ:突極形  ウ:高速回転  エ:希土類磁石

ア)集中巻き イ)突極形 ウ)高速回転 エ)希土類元素 のため、この選択肢が正解です。

選択肢4. ア:分布巻  イ:円筒形  ウ:高速回転  エ:希土類磁石

ア)集中巻き イ)突極形 ウ)高速回転 エ)希土類元素 のため、この選択肢は間違いです。

選択肢5. ア:集中巻  イ:突極形  ウ:低速回転  エ:軟磁性体

ア)集中巻き イ)突極形 ウ)高速回転 エ)希土類元素 のため、この選択肢は間違いです。

参考になった数0

03

スイッチトリラクタンスモータ(SRM)に関する問題です。

構造は固定子の巻線が集中巻、回転子の形状が突極形になっています。

固定子の巻線に流す電流をスイッチで切り替えると、

突極形の回転子が、固定子の磁極に引き付けられて回転します。

モータは回転子の構造が簡単であり、

強固であって高速回転に適しています。

ネオジム等の希土類磁石を使用しないで、

鉄心と巻線のみで磁気回路を構成できます。

選択肢1. ア:集中巻  イ:円筒形  ウ:低速回転  エ:軟磁性体

誤:組み合わせが異なります。

選択肢2. ア:分布巻  イ:突極形  ウ:低速回転  エ:希土類磁石

誤:組み合わせが異なります。

選択肢3. ア:集中巻  イ:突極形  ウ:高速回転  エ:希土類磁石

正:正しい組み合わせになっています。

選択肢4. ア:分布巻  イ:円筒形  ウ:高速回転  エ:希土類磁石

誤:組み合わせが異なります。

選択肢5. ア:集中巻  イ:突極形  ウ:低速回転  エ:軟磁性体

誤:組み合わせが異なります。

まとめ

スイッチトリラクタンスモータ(SRM)に関する問題でした。

構造と特徴を捉えましょう。

参考になった数0