第三種電気主任技術者(電験三種) 過去問
令和7年度(2025年)上期
問29 (電力 問7)
問題文
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問題
第三種電気主任技術者(電験三種)試験 令和7年度(2025年)上期 問29(電力 問7) (訂正依頼・報告はこちら)
- 大規模太陽光発電等の分散型電源が連系した場合、配電用変電所に設置されている変圧器に逆向きの潮流が増加し、配電線の電圧が上昇する場合がある。
- 太陽光発電や燃料電池発電等の電源は、電力変換装置を用いて電力系統に連系されるため、高調波電流の流出を抑制するフィルタ等の設置が必要になることがある。
- 分散型電源からの逆潮流による系統電圧の上昇を抑制するために、受電点の力率は系統側から見て進み力率とする。
- 比較的大容量の分散型電源を連系する場合は、専用線による連系や負荷分割等配電系統側の増強が必要になることがある。
- 分散型電源からの逆潮流等により他の低圧需要家の電圧が適正値を維持できない場合は、ステップ式自動電圧調整器(SVR)を設置する等の対策が必要になることがある。
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この過去問の解説 (1件)
01
この問題では、分散型電源を配電系統に連系した場合に生じる影響や、それに対する一般的な対策について理解しているかを確認します。
分散型電源が連系されると、逆潮流や電圧上昇、高調波の発生など、従来の一方向潮流を前提とした配電系統では想定していなかった現象が生じることがあります。
そのため、電圧調整や系統保護、電力品質の確保といった観点から、さまざまな技術的対策が講じられます。
これらの基本的な考え方を踏まえて、記述の正誤を判断します。
大規模な太陽光発電などの分散型電源が連系されると、配電用変圧器において逆方向の潮流が発生することがあります。
この逆潮流により配電線の電圧が上昇する場合があり、一般に知られている現象です。
したがって、この選択肢は正しい記述です。
太陽光発電や燃料電池発電では、インバータなどの電力変換装置を介して系統に連系されます。
そのため、高調波電流が発生するおそれがあり、必要に応じてフィルタ等による抑制対策が行われます。
この記述は適切であり、この選択肢は正しいです。
逆潮流による系統電圧の上昇を抑制するためには、一般に系統側から見て遅れ力率とし、無効電力を吸収させる方法が用いられます。
進み力率とすると無効電力を供給することになり、電圧上昇を助長する可能性があります。
したがって、この選択肢は誤りです。
比較的大容量の分散型電源を連系する場合には、配電系統の設備容量が不足することがあります。
そのため、専用線による連系や負荷分割など、配電系統側の増強が必要になる場合があります。
この選択肢は正しい記述です。
分散型電源からの逆潮流などにより、他の低圧需要家の電圧が適正範囲を維持できなくなる場合があります。
このような場合には、ステップ式自動電圧調整器を設置するなどの電圧対策が行われます。
よって、この選択肢は正しい記述です。
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