第三種電気主任技術者(電験三種) 過去問
令和7年度(2025年)下期
問34 (電力 問12)

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問題

第三種電気主任技術者(電験三種)試験 令和7年度(2025年)下期 問34(電力 問12) (訂正依頼・報告はこちら)

定格容量20MV・A、一次側定格電圧77kV、二次側定格電圧6.6kV、百分率インピーダンス10.6%(基準容量20MV・A)の三相変圧器がある。三相変圧器の一次側は77kVの電源に接続され、二次側は負荷のみが接続されている。三相変圧器の一次側から見た電源の百分率インピーダンスは、1.1%(基準容量20MV・A)である。抵抗分及びその他の定数は無視する。三相変圧器の二次側に設置する遮断器の定格遮断電流の値[kA]として、最も近いものを次のうちから一つ選べ。
  • 260.0
  • 6.0
  • 20.0
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この過去問の解説 (2件)

01

三相変圧器の二次側に設置する遮断器の定格電流の値を求める計算問題です。

 

この問題では、三相の皮相電力を求める公式と、

短絡電流を求める公式を使います。

 

三相の皮相電力

S=√3VI

 

短絡電流

Is=100✕In%z

 

※一般的に使われている量記号で表記しています。

選択肢3. 20.0

◆回路全体の合成百分率インピーダンスを求めます

電源と変圧器は直列に接続されているので、

合成百分率インピーダンスは

 

%z=10.6+1.1

=11.7[%]

 

となります。

 

 

◆変圧器二次側の定格電流を求めます

 

I2n=Pn√3V2

=20✕106√3✕6.6✕106

≒1.75[kA]

 

 

◆二次側の短絡電流を求めます

 

I2s=100✕I2n %z

=100✕1.75✕10311.7

≒14.95[kA]

 

 

◆選択肢から確実に遮断器出来る値を選択します

計算した短絡電流値以上で、

最も近い値である20.0となります。

 

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02

相変圧器の二次側に設置する遮断器の定格遮断電流の値[kA]を求める問題となります。

まず文中に出てくる百分率インピーダンスとはインピーダンスZ[Ω]に定格電流I[A]が流れた時の電圧降下ZI[V]と定格電圧E[V]の比を百分率で表したものとなります。

 

・%Z=ZIE×100[%]‥①

 

①式からインピーダンスZ[Ω]を求める形にすると以下のようになります。

・Z=%ZE100I[Ω]‥②

 

問われている定格遮断電流は短絡電流で、系統は三相系統となりますから、オームの法則により三相短絡電流IS[A]は次のようになります。

 

・三相短絡電流IS=EZ[A]‥③

 

なのでまずは定格電流I[A]を求めます。

 

・定格電流I=定格容量S√3E=20×106√3×6.6×103≒1749.5[A]

 

次にインピーダンスZ[Ω]を②式を求めますがここで注意しなければならないのは百分率インピーダンスです。一次側の電源線と二次側の負荷の基準容量が同じ20MV・Aとなっており、負荷分担もないので単純に2つの百分率インピーダンスを足せば良いです。

 

・%Z=%Z1+%Z2=10.6+1.1=11.7[%]

 

上記の結果を②式に代入します。

・Z=11.7×√3×6.6×103100×1749.5≒133.75×103174.95×103≒0.765[Ω]

 

最後に③式に代入して三相短絡電流を求めますが、電圧は二次側の電圧となります。

・IS=√3×6.6×1030.765≒14.9×103=14.9[kA]

 

以上の結果より三相変圧器の二次側に設置する遮断器の定格遮断電流の値は14.9[kA]以上かつ、最も近い値の20.0[kA]が適切となります。

 

 

 

選択肢3. 20.0

こちらが正しいです。

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