第三種電気主任技術者(電験三種) 過去問
令和4年度(2022年)下期
問41 (電力 問19)
問題文
変圧器の電流を測定したところ、一次電流が5A、二次電流IaとIbの比が2:3であった。二次側低圧配電線路及び中性線における損失の合計値[kW]として、最も近いものを次の(1)~(5)のうちから一つ選べ。
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問題
第三種電気主任技術者(電験三種)試験 令和4年度(2022年)下期 問41(電力 問19) (訂正依頼・報告はこちら)
変圧器の電流を測定したところ、一次電流が5A、二次電流IaとIbの比が2:3であった。二次側低圧配電線路及び中性線における損失の合計値[kW]として、最も近いものを次の(1)~(5)のうちから一つ選べ。
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- 2.81
- 3.02
- 5.83
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この過去問の解説 (3件)
01
不平衡負荷を接続した単相3線式における二次側低圧配電線路及び中性線の損失の合計を求める計算問題です。
問題より与えられている値と求める値は以下の通りです。
一次側電圧:V1 = 6600[V]
二次側電圧:V2 = 220[V]
電線1本の抵抗:r = 0.06[Ω]
一次電流:I1 = 5[A]
二次電流の比率
Ia:Ib = 2:3
中性線に流れる電流:In[A]
二次側低圧配電線路及び中性線の損失の合計:PL[kW]
◆変圧器の特性、二次電流の比率を用いてIa、Ib、Inを求めます
変圧器は、一次側から供給する電力と二次側で消費する電力は同一であり、
エネルギー保存則が成立するので
V1I1 = V2I2
となります。
これを問題に当てはめると
V1I1 = (V2/2)Ia + (V2/2)Ib ……①
ここでIbは、二次電流の比率より
Ib= (3/2)×Ia
= 1.5Ia
となるので、これを①に代入して、整理・計算します。
V1I1 = (V2/2)Ia+(V2/2)Ib
= (V2/2)×(Ia+1.5Ia)
6600×5 = (220/2)×2.5Ia
33000 = 275Ia
Ia = 33000/275
= 120[A]
Ib = 1.5Ia
= 1.5×120
= 180[A]
負荷A・Bの間の中性線が交わる点における電流の関係はIb = Ia + Inなので
In = Ib − Ia
= 180 −1 20
= 60[A]
となります。
◆二次側低圧配電線路及び中性線の損失の合計PL[W]を求めます。
PL = rIa2 + rIn2 + rIb2
= r(Ia2+In2+Ib2)
= 0.06×(1202+602+1802)
= 3024[W]
≒ 3.02[kW]
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02
変圧器の二次側低圧配電線路及び中性線における損失の合計値[kW]を求める問題です。
ポイントは1次側の電力と二次側の電力が同じであり、そこから電流を求めていく所になります。
まずは電力Pを求めていきます。
・P1=一次電圧V1×一次電流I1=6600×5=33000[W]
上記の計算結果よりP2=33000[W]となります。
次に二次電流IaとIbを求めていきます。
・33000/110=300
・Ia:Ib=2:3よりIaは次のようになります。
・Ia=(2×300/2+3)=120[A]
・Ib=(3×300/2+3)=180[A]
となります。次に中性線に流れる電流I0は次のようになります。
・I0=Ib-Ia=180-120=60[A]
以上の結果を元に損失を求めていきます。
損失は電流2×抵抗で求められます。
・Pla=1202×0.06=864[W]
・Pl0=602×0.06=216[W]
・Plb=1802×0.06=1944[W]
以上の3線の損失を合計すると3024[W]
ゆえに3.02[kW]となります。
解説の冒頭の内容と一致しないので不適切です。
解説の冒頭の内容と一致しないので不適切です。
解説の冒頭の内容と一致するので適切です。
解説の冒頭の内容と一致しないので不適切です。
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変圧器の単相3線式に関する損失や電流を求める問題は過去にも出題されております。この問(a)は基礎的な内容となっていますので繰り返しの学習をお薦め致します。
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03
ポイントは以下の通りです。
・中性線には「電流差」が流れる
・相線はそれぞれ往復分の損失を考慮する
・理想変圧器では一次と二次の電力が等しい
・最終的な損失は往復分を含めて2倍にする
単相3線式低圧配電線路において、負荷Aと負荷Bに流れる電流比と電線の抵抗から、配電線路および中性線における損失の合計値(kW)を求めます。
【与えられた条件】
・変圧器は理想変圧器(損失なし)
・一次電圧:6600 V
・二次電圧:110/220 V(中性点付き)
・一次電流:5 A
・二次電流の比:Ia:Ib = 2:3
・電線1線あたりの抵抗:0.06 Ω(中性線も同じ)
・負荷は純抵抗負荷(力率1.0)
【ステップ①:二次電流を求めます】
変圧比は 6600 V ÷ 220 V = 30 です。 したがって、二次電流の合計は 5 A × 30 = 150 A です。
電流比が Ia:Ib = 2:3 なので、 ・Ia = 150 × (2/5) = 60 A ・Ib = 150 × (3/5) = 90 A
【ステップ②:各線の損失を求めます】
電線1本あたりの損失は I²R で求めます。
負荷Aの相線:2⋅R⋅Ia2=2⋅0.06⋅602=0.12⋅3600=432 W
負荷Bの相線:2⋅R⋅Ib2=2⋅0.06⋅902=0.12⋅8100=972 W
中性線電流 = |Ia − Ib| = 150 − 90| = 60 A
中性線:60² × 0.06 = 216 W
相線はそれぞれ往復(送電+戻り)で2本分の損失が発生します。
負荷A:432 × 2 = 864 W
負荷B:972 × 2 = 1944 W
中性線:216 W(共通1本)
【ステップ③:損失の合計を求めます】
864 + 1944 + 216 = 3024 W = 約3.02kW
【ステップ④:最も近い選択肢を選びます】
選択肢(3)3.02 kW が最も近いため、3.02 kWとなります。
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