第三種電気主任技術者(電験三種) 過去問
令和4年度(2022年)下期
問30 (電力 問8)
問題文
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問題
第三種電気主任技術者(電験三種)試験 令和4年度(2022年)下期 問30(電力 問8) (訂正依頼・報告はこちら)
- アークホーン:がいしの両端に設けられた金属電極をいい、雷サージによるフラッシオーバの際生じるアークを電極間に生じさせ、がいし破損を防止するものである。
- トーショナルダンパ:着雪防止が目的で電線に取り付ける。風による振動エネルギーで着雪を防止し、ギャロッピングによる線間の短絡事故などを防止するものである。
- アーマロッド:電線の振動疲労防止やアークスポットによる電線溶断防止のため、クランプ付近の電線に同一材質の金属を巻き付けるものである。
- 相間スペーサ:強風などによる電線相互の接近及び衝突を防止するため、電線相互の間隔を保持する器具として取り付けるものである。
- 埋設地線:塔脚の地下に放射状に埋設された接地線、あるいは、いくつかの鉄塔を地下で連結する接地線をいい、鉄塔の塔脚接地抵抗を小さくし、逆フラッシオーバを抑止する目的等のため取り付けるものである。
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この過去問の解説 (3件)
01
架空送電線路の構成要素の説明に関する問題です。
がいしの両端の架線金具に取り付ける角状もしくはリング状の金具です。
雷による異常電圧などで、フラッシュオーバーした際に生じるアークを電極間に生じさせ、がいしや電線路の破損を防止します。
送電線が風を受けたときに起こる上下の振動を抑えるためのおもりです。
鋼線の両端にナス形の重りを互いに反対方向に取り付け、電線の上下振動を減衰しやすい捻り振動に変えて、振動エネルギーを吸収します。
着雪などの雪や氷に対する対策装置には、難着雪リング、ルーズスペーサなどがあります。
振動による素線切れなどを防ぐために巻き付けられる補強線で、電線の振動による応力軽減し、電線の損傷・断線を防止します。
材質は、電線と同じです。
強風などで電線同士が接触することなどを防止するために取り付けられます。
鉄塔と大地の接地抵抗を小さくし、逆フラッシュオーバーを防止します。
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02
架空送電線路では自然の影響を受けやすく、強風、雷害、雪などの対策が必要となります。
今回の問題はその架空送電線路の構成要素に関する記述として誤った記述を選択する問題となります。
各選択肢を見ていきましょう。
架空送電線路で用いられるがいし(懸垂がいし、長幹がいしなど)の保護目的でアークホーンが使用されています。
鉄塔への直撃雷のフラッシオーバ時でもがいしの両端にアークホーンを設置する事で、アーク放電路が、がいしの表面を避けがいしの破損を防止します。また、がいしの分担電圧の均等化やシールドリングとしてのコロナ放電の低減効果があります。
よってこの記述は適切です。
送電線に微風が吹くと、送電線の背後にカルマン渦と呼ばれる空気の渦が発生し電線が上下に振動する現象を微風振動といい、その振動を抑制するため送電線に取り付けるおもりをトーショナルダンパと言います。よってこの記述は不適切です。
風による振動エネルギーで着雪を防止し、ギャロッピングによる線間の短絡事故などを防止するものは難着雪リングなどがあります。
振動による断線やフラッシュオーバー時のアークによる溶断を防止するためクランプ付近の電線に同一材質の金属を巻き付けるものをアーマロッドと言います。よってこの記述は適切です。
多導体送電線路に発生しやすいギャロッピング対策として相間スペーサの取付があります。強風などによる電線相互の接近及び衝突を防止するため、電線相互の間隔を保持する器具となります。よってこの記述は適切です。
埋設地線はカウンタポイズとも呼ばれており、鉄塔の塔脚接地抵抗を小さくし、逆フラッシオーバを抑止する目的等のため取り付けるものです。よってこの記述は適切です。
各現象や対策などは暗記するしかないので、より多くの過去問をといて特徴を掴む事をお薦め致します。
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03
架空送電線路の構成要素に関する問題です。
アークホーンは、がいしの両端に設けられる金属電極で、雷サージなどによるフラッシオーバ時にアークを電極間に誘導し、がいしの破損を防ぐ役割を持ちます。
記述は正確です。
この記述が誤りです。
トーショナルダンパは、電線のねじれ振動(トーション振動)を抑制するための装置であり、着雪防止を目的としたものではありません。着雪やギャロッピング対策には、スパイラルロッドやスペーサダンパなど、別の装置が用いられます。
アーマロッドは、電線のクランプ部などに巻き付けて、振動による疲労やアークによる損傷を防ぐための補強材です。
電線と同じ材質で作られ、電線の寿命を延ばす役割があります。
相間スペーサは、複数の導体間の間隔を保持し、強風や振動による接触を防ぐために設置されます。
特にギャロッピングやアイオロス振動の影響を抑えるために重要です。
埋設地線は、鉄塔の塔脚接地抵抗を低減し、雷電流の分散や逆フラッシオーバの抑制を目的として設置されます。
塔脚から放射状に埋設されたり、複数の鉄塔を接続する形で構成されます。
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